ばね指の改善方法をご紹介

みなさんこんにちは!
ばね指の治療は、様々な方法があります。
今日は、様々なばね指の改善方法についてお話していこうと思います。

◯病院での治療法
整形外科や病院では、以下の治療が行われています。

1.薬物療法
ばね指は腱がむくみ、腱鞘に引っ掛かることで炎症が起きているため、炎症を抑えるため、消炎鎮痛剤で治療を行います。
メリット
・即効性がある
デメリット
・炎症や痛みを和らげているだけなので、根本治療にはならない
・頭痛、胃痛、吐き気などの副作用のリスクがある
痛みや炎症の元になる炎症物質は、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素によって作られます。
消炎鎮痛剤は、このCOXを阻害することで、炎症物質の産生を抑えるので、痛みや炎症が軽減します。
COXは、「正常な身体の働きを守る酵素」と「炎症や痛みが起きた時に働く酵素」の2種類あります。
消炎鎮痛剤はどちらとも阻害してしまい、正常な身体の働きを守る酵素の産生も抑えてしまいます。
それにより、身体を守る酵素が減り身体に異常をきたすので、胃痛や吐き気といった症状が出ます。
※根本治療にならない理由は下記で記載します。

2.ステロイド注射
腱鞘の炎症を抑えるために局所にステロイド注射を行います。
メリット
・即効性がある
デメリット
・ステロイドの効果が無くなった際に、痛みが再発する可能性がある
・ステロイドは炎症を抑える効果の他に、組織の再生能力を低下させる効果もある
ステロイド注射を繰り返す事で、腱や腱鞘脆くなり、断裂の可能性がある為、注射の回数が3回までと決まっている

3.手術療法
腱鞘を切開して腱の通り道を広げる「腱鞘切開術」を行います。
メリット
・即効性がある
デメリット
・ばね指の原因となる炎症が無くなるわけではないので、再発の可能性がある

4.保存療法
指を使わないようにしたり、サポーターを使用して、動かないように固定をします。
メリット
・手軽に出来る
・副作用のリスクがない
デメリット
・根本治療にはならない
・指を固定するので、日常生活で不便になる

◯整体での施術方法
次に整体での施術についてお話します。
整体では、身体の歪みを調整していきます。
歪みの調整を行う事で、血流やリンパの流れが良くなり、炎症部位にしっかりと血液がいくので炎症が収まります。
炎症は身体の組織が損傷に反応している防御反応です。
血液はこの損傷した組織を修復するのに必要な酸素、アミノ酸、白血球などを運ぶため、血流が良くなると炎症部位の修復が行われるので炎症が治まります。
また筋肉も緩み、ばね指の原因である炎症も改善していく為、ばね指が再発しない身体を作っていく事が出来ます。
メリット
・再発しにくい身体を作っていける
・手技による治療なので身体にかかる負担が少なく、薬の副作用の心配もない
デメリット
・改善までの期間がかかる
整体では血流やリンパの流れをよくして筋肉を緩めていきますが、身体全体のバランスを整える方法になるので、直接アプローチする手術やステロイド注射に比べて即効性がありません。
また、身体の歪みは、長年自身が積み重ねてきた生活によって生まれているため、整った身体を定着させるのにも、時間がかかります。
※ばね指が起きる原因については「ばね指のメカニズム」に詳しく記載してますので、詳細が気になる方はそちらをご覧下さい。

◯まとめ
ばね指の改善方法は、様々な方法があります。
全てにメリット・デメリットがあるので、それぞれ理解して自分に合ったを方法で行っていく事が大事になってきます。
当院では、お客様の身体を見させていただいた上で、再発しない身体を作っていくにはどうすればいいのかお話していきます。
・色々な方法をためしたけどばね指が良くならない方
・手術や注射以外の方法で改善していきたい方
は一度ご相談下さい。
心も身体も健康な毎日を送れるように最大限サポートさせていただきます。

【中野院】
●東京都中野区中野5-13-29アーバンサイドトヨズミ1F
●JR中野駅より徒歩5分
●完全予約制(03-5942-8563)

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