過敏性腸症候群のメカニズム

みなさんこんにちは!

今日は過敏性腸症候群のメカニズムについてお話します。

 

◯過敏性腸症候群とは?

過敏性腸症候群は、大腸や小腸に明らかな病変がないのに腹痛や便通異常が慢性的に続く症状です。

急な下痢が起こる下痢型、お腹が張って便が硬くなり出にくい便秘型、下痢と便秘を交互に繰り返す混合型、上の3つに当てはまらない不規則な分類不能型に分けられます。

 

◯過敏性腸症候群のメカニズム

腸と脳は互いに影響し合う関係であり、これを「脳腸相関」と言います。

この腸脳相関が崩れる事で過敏性腸症候群になります。

過敏性腸症候群は以下のような流れで起こります。

 

1.身体の歪みやストレスによる自律神経の乱れ

普段の姿勢や座り方によって人の身体は日々少しずつ歪んでいきます。

身体が歪むと、バランスを保つために背骨も歪みます。

自律神経は背骨を通っているので、背骨が歪むと自律神経の乱れに繋がります。

また職場環境、人間関係、環境の変化などの心理的ストレス、昼夜逆転の生活、睡眠不足などの生活リズムの乱れなどによって自律神経が乱れて脳に負担がかかります。

身体の歪みやストレスにより自律神経が乱れて脳に負担がかかると、腸脳相関が乱れ、交感神経が優位になります。

腸では、蠕動運動や分節運動が行われています。蠕動運動とは腸管の口側が収縮し、肛門側が弛緩して内容物を先へ押し出していく運動のことで、主に腸の内容物を移動させる働きを言います。

分節運動とは、腸の筋肉が前後に縮んだり緩んだりする動きで、腸の内容物を粉々に粉砕し、食べ物と消化液とを混ぜる運動の事を言います。

これらの運動は交感神経が優位になる事で、速すぎたり遅すぎたり不規則になります。

 

  1. 腸の知覚が過敏になる

交感神経が優位になったり、蠕動運動や分節運動が不規則になる事で腸の知覚が過敏になり、普通なら気づかないガスや便の動きも「痛い」「不快」と感じやすくなります。

それによって

・お腹の痛み

・お腹の張り

・便通異常

・ガスが溜まっている感じ

といった症状によって、過敏性腸症候群が起きます。

 

◯まとめ

過敏性腸症候群には、自律神経や腸脳相関が深く関わっています。

当院では、腸だけを診るのではなく、お身体全体を診て、お客様一人一人なぜ過敏性腸症候群が起きてるのかお話していきます。

・原因が分からず悩んでる方

・色々治療や薬を試しても良くならない方

はぜひ一度ご相談ください。

心も身体も健康な毎日を送れるように最大限サポートさせていただきます。

【中野院】
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