足底筋膜炎はなぜ起こる?

こんにちは!
今日は足底筋膜炎について、お話していきます。

■足底筋膜炎とは?
足底筋膜炎は、足の裏にある足底筋膜という組織が炎症を起こし、かかとや足の裏に痛みを感じる症状です。
特に朝起きたときや、長時間座った後に立ち上がったときに痛みが強く現れることが多く、「足を引きずるようにしか歩けない」ほどの痛みです。
ひどくなると、歩いていても常に痛い、寝ていても痛い…というように日常生活への影響が大きくなります。

■足底筋膜炎が起こる原因
では、なぜ足底筋膜炎か起こるのでしょうか?
考えられる要因はいくつかあります。

1.過度な運動や負荷
ランニングやジャンプなどの運動で足底筋膜に過度な負担がかかることがあります。特に適切なストレッチやウォーミングアップをせずに運動を始めると、筋膜に過度なストレスがかかり、炎症が発生します。

2. 不適切な靴の使用
足に合わない靴、ソールが硬い靴やハイヒールを常に履くことも、足底筋膜に負担をかけ、炎症を誘発する原因となります。
また、あまり知られていませんが、便所サンダルなど足の甲や踵を固定しない履物も浮き指となり、足底筋膜炎の原因になります。 一見楽で、足への負担が少なさそうに見えるものも注意が必要です。

3.足のアーチの問題
足のアーチが高すぎる(ハイアーチ)または低すぎる(扁平足)場合、足底筋膜にかかる圧力が不均一になり、炎症を引き起こします。
足のアーチは、歩き方や重心によって後天的に問題が生じることが多いです。 普段、履いている靴のソールを観察してみてください。
不自然に外側だけすり減っていたり、指の付け根部分が薄くなったりしていませんか?

4.自律神経の乱れによる慢性的な体の緊張
最後の原因は「え?」と思われるかもしれませんが、足底筋膜炎には自律神経の乱れも関係していることがあります。 自律神経が乱れて、交感神経優位な状態が続くと、筋肉が緊張し血液への抵抗力が高まります。
すると、傷ついた細胞を修復するための毛細血管が伸びなくなり、いつまでも患部の炎症が改善されず、悪化します。
また、交感神経が優位であると痛みに敏感にもなります。 以上が、足底筋膜炎の原因でした。
上記のように一時的な負担から生じるものもあれば、長年の足の使い方や体質によって生じることもあります。
では、足底筋膜炎になったらどのように対処すればいいのか、病院と整体院の治療法の違いについて見ていきましょう。

■足底筋膜炎の治療について
多くの場合、足が痛くなったらまずは病院に行き、レントゲンを撮ると思います。 そこで骨に異常がなければ「足底筋膜炎」と診断され、湿布や痛み止めを処方されます。 そして、安静にするように言われます。
原因1のように、足に過度に負担をかけて足底筋膜炎が発症した場合は、一時的な負荷であれば、この方法で充分改善すると思います。 他にも、理学療法やステロイド注射、手術など患部へのアプローチがメインとなります。
しかし、 ・痛みがぶり返す ・全く痛みが取れない という方は、体質的な原因で足底筋膜炎になっているのかもしれません。
その場合は、患部だけのアプローチではなく、膝や腰、自律神経が原因の場合は内蔵や頭蓋骨の調整が必要になります。
当院で足底筋膜炎を治療する場合は、患部だけではなく全身の調整を行うことで改善を目指します。
原因が体質的な部分である以上、時間はかかりますし、魔法のようにみるみる改善する…!ということはありません。
それでも当院を信じて通っていただいた方は、皆さん改善しています。
「なかなか良くならないな…」と悩んでいる方は、一度お問い合わせください。

【中野院】
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