アトピー性皮膚炎に悩んでいる方の多くが、「スキンケアや薬は頑張っているのに、なかなか良くならない」と感じています。その原因の一つとして見落とされがちなのが“栄養不足”です。整体の現場でも、体の状態を見ていくと、栄養の偏りや不足がアトピーの悪化に関係しているケースは少なくありません。
アトピーは単なる皮膚の問題ではなく、「免疫」「腸内環境」「自律神経」といった全身のバランスが関わっています。そのため、必要な栄養素が不足すると、体の回復力が落ち、結果として症状が長引いたり悪化しやすくなります。
まず重要なのが「タンパク質」です。皮膚はタンパク質からできており、不足すると皮膚の再生がうまくいかなくなります。また、免疫細胞や酵素、ホルモンの材料にもなるため、タンパク質不足はアトピーの慢性化に大きく関わります。特に、食事量が少ない方や偏食のある方は注意が必要です。
次に「亜鉛」です。亜鉛は皮膚の修復やターンオーバーに欠かせないミネラルで、不足すると傷の治りが遅くなったり、炎症が長引きやすくなります。また、味覚異常や免疫低下にも関わるため、アトピーの方には非常に重要な栄養素です。
さらに「ビタミンB群」も見逃せません。ビタミンB群はエネルギー代謝を助けるだけでなく、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。不足すると皮膚が荒れやすくなり、炎症が起きやすい状態になります。ストレスが多い方ほど消費されやすいため、現代人は不足しやすい傾向にあります。
また、「ビタミンC」も重要です。抗酸化作用があり、炎症を抑える働きがあります。さらにコラーゲンの生成にも関わるため、皮膚のバリア機能を保つ上で欠かせません。不足すると外部刺激に弱くなり、アトピーの悪化につながることがあります。
そして「鉄」も意外と見落とされがちな栄養素です。鉄が不足すると血流が悪くなり、皮膚に十分な酸素や栄養が届きにくくなります。その結果、回復が遅れ、かゆみや炎症が長引くことがあります。特に女性は不足しやすいため注意が必要です。
さらに、「オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)」も大切です。これらは炎症を抑える働きがあり、アトピーのような慢性的な炎症状態において重要な役割を果たします。逆に、揚げ物や加工食品に多いオメガ6脂肪酸を摂りすぎると、炎症が強くなる可能性があります。
整体の視点では、これらの栄養素がしっかり働くためには「消化・吸収できる体」であることが前提になります。いくら良いものを摂っても、腸の状態が悪ければ吸収されません。実際に、猫背や骨盤の歪みがあると内臓が圧迫され、消化機能が低下することがあります。
整体では、姿勢や骨格を整えることで内臓の働きをサポートし、栄養をしっかり吸収できる状態を作っていきます。また、自律神経が整うことで胃腸の働きも改善し、体全体の回復力が高まります。
日常生活でできるポイントとしては、
・毎食しっかりタンパク質を摂る
・加工食品を減らし、栄養バランスを意識する
・よく噛んで食べる(消化を助ける)
・腸内環境を整える(発酵食品や食物繊維)
といった基本的なことが非常に重要です。
アトピーは「塗る・抑える」だけではなく、「体の中から整える」ことが改善のカギになります。栄養・整体・生活習慣をトータルで見直すことで、体質そのものを変えていくことが可能です。
もし「何をしても良くならない」と感じている方は、一度栄養状態と体のバランスを見直してみてください。整体を通して土台を整え、必要な栄養をしっかり取り入れることで、アトピー改善への新しい一歩が見えてくるかもしれません。
みちる整体院 中野院
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